講師紹介

      

ピアノで子どもたちと

大人の方が

心の豊かさと、演奏する喜びで

自分らしい人生を生きられる。

そんな未来にフォーカスしています。

       

 (2022年7月 おとねっこピアノ教室

発表会が終わっての撮影)松尾かおり

 

 

 


     

【おとねっこピアノ教室のレッスンで目指していること】は


身体と心を調和して、美しい音で楽にピアノが弾けるようになる。

ピアノで、人生を豊かに彩る

自分の感覚に気づき、感性を磨く。

それを表現することで、「自分らしく生きる」人を増やす。


・・・・・・・・・・・・・・・


ピアノのレッスンは、

楽譜から音楽を読む力、

音楽的な演奏とは?ということや

いろいろな角度からの学びが必要です。


そしてピアノは「身体を使って演奏する」から、

「身体で感じ表現する」

身体の感覚や、動きを磨く必要があります。


そんな、「身体の使いかた」という視点を大切に、レッスンしています。


それは、演奏家レベルの曲を弾く場合はもちろん、

初心者の大人の方でも

初めてピアノに触れる小さいお子さんでも、同じです。


どんなレベルの曲でも、美しく、気持ちよく

弾くことができます。


そんなテーマを大切にレッスンするようになった訳は

私の、過去の体験にあります。

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

【本質力を身に付けたい。その一心で…】

 

大阪音楽大学短期大学部ピアノ専攻卒業。

入学時から、近所の子どもたちにピアノを教えはじめました。

 

卒業後、自宅の教室で生徒さんにレッスンをし、

友人たちと毎年、大きなホールで、ジョイントコンサートで演奏をしていました。

 

しかし、自分の演奏には、悩みが尽きませんでした。


 

音大卒業まで受けてきたピアノのレッスンでは、

身に付けられなかった、教わらなかったことがある、と気付いていました。

 

弾くことが好きなはずなのに、弾くのがしんどい。

思い通りに身体が動かず、本番(人前で弾くこと)が恐怖。 

     

「どうすれば、身体が思うように動き、ラクに弾けるのか?」

「美しい音はどうすれば出る?イメージを音であらわすには?」


20歳代になって、模索しはじめたのです。

 

ただがむしゃらに練習するのでは、うまくいかない。

音楽を身体で感じて、表現したい。

「本質力を身に付けたい」その一心でした。

 



【心と身体の使いかたを学ぶ】

 

20歳代後半。


自宅教室で生徒さんに教える以外に、社会人として楽譜関係の仕事もする忙しい毎日でした。

その頃、新しくピアノの先生を探し、レッスンを受け、初めて脱力の仕方などを教わり、必死で今までの弾き方を変えようと努力し始めました。

 

その頃、

音楽以外のことにも、いろいろと取り組むようになっていました。


不思議なきっかけから、

合気道の道場に通うようになりました。

「氣の研究会」(現、「心身統一合気道会」)。

ピアノにも役立つ、心と身体の使い方の稽古だと、ピンときたからでした。


そして、

シュタイナーの舞踏芸術「オイリュトミー」

ほかにいくつかのボディーワーク(身体の使いかたのレッスン)

 

ピアノの演奏は、「音楽」ですが、

身体を通して表現するので

身体全体の使い方が、重要だったのです。

 


身体が固まっていると、思い通り動かない。

ゆるんでいて、身体の軸があって、

細かい部分の「身体の意識」を高めていくこと。

身体の「使いかたの癖」を取って、動きの構築をし直す。

そんな練習の日々でした。

 


数年後には、明らかな変化がありました。


20歳代前半までの私は

どんなにピアノを猛練習しても、

人前で弾くときは緊張して手が震え、まともに弾けたことがなかった。

あとでわかったことは、

緊張で身体が固まったり、指が浮くのも、意識と身体の使い方と関係があるのです。


それが、無意識に入っていた無駄な力を抜いて、

身体が柔らかく使えるようになって、やっと気持ちよく弾けるようになってきたのです。

小さなサロンでソロコンサートも、叶えました。

 

さらに。身体のことで子どものころから抱えていた辛さにも、変化が起こったのです!


物心ついたころから、極度の、末端冷え性でした。

それも、気温の低い真冬だけではなく、

1年の半分(秋~冬~春)は手が冷えていました。

指先に全く意識が通らず、つらい思いをしていました。いくら温めても、ピアノを弾くのになかなか指の感覚が感じられないのです。


それが、ピアノを弾くのに困らなくなったのです!

 

心と身体、その両方の「使い方」が大事だったのです。

 


【現在も学んでいます】

 


ピアノの練習は、本当に面白いものです。

一回弾くごとに、響きを聴きながら、一音一音の音色を磨きます。

音楽の表現は、弾きながら変化していきます。

弾くにつれて自分の感覚も深まります。


そして真摯な気持ちで

発表会やサロンコンサートなど、本番で弾くことを続けています。

信頼できる先生に、本番前にレッスンも受けます。


年齢や経験を重ねながら、勉強を続けて深めていく。

そこに、「質」があらわれると思うのです。

           

身体の使いかたについては、2012年から

「フェルデンクライス」というボディーワークのレッスンを受けています。

(動きを改善する、気づきのワークです。)


 

【初歩のお子さんや大人の方にも伝えたい】

 

私自身が学ぶ機会を得られなかったために、まわり道をしてしまった、

ピアノの弾きかた(=奏法)、

 

けれど、だからこそ

ピアノ教室の子どもたち、初心者の大人の方にも、

ピアノを習う最初から伝えたいのです。

 

音響を整えたお部屋で、美しく調律された生のピアノの音、

それを弾きかたによって、音が変化するのを身体で体験していただきたいのです。

 

レッスンに来られるお子さんの保護者さん、大人の方にも

「ピアノってこんなきれいな、音だったんですね」

と気づいていただけることが、よくあります。


昔、ピアノを習ったことがあるという大人の方には、

ピアノの音色も、レッスン内容も

印象が全然違う、 とよく言っていただいています。

 



【ピアノ以外にも、子育てしながらさまざまな体験をしました】

 

私自身の体験の話に戻ります。

30歳のときに、結婚し、子どもが生まれました。

ピアノの置けないマンション暮らしでした。


結婚後も実家で続けていたピアノ教室は、二人目の子どもを出産後、通いながら続けるのが難しくなり、教室を閉じました。

それからは、友人のお子さんにのみ、出張レッスンを続けました。


その頃、子育てしながら、ピアノ以外の体験もいろいろしました。

 

子どもと外に出て自然体験をしたり、わらべうたや手遊びをしたり。

子どもや大人の健康を願い、食育活動もしました。


仲間と自主保育もしていました。

仲間と親子で一緒に、お散歩や見守り遊び。

ドイツの哲学者、R.シュタイナーによる、シュタイナー教育を学び、

それを基にした、「幼児のうたあそび」を実践し始めました。

 

小さな子が自然に、遊びながら歌っている世界を大事にしたい。

そこから、イメージ豊かな音楽体験をできるようにしたい。

その願いから、幼児のうたあそびクラス「うたごよみ」が生まれました。

 

うたあそびを体験していると、暮らしの中で

子どもたちが触れる、たとえ小さな自然でも、そこに「ものがたり」が生まれます。

 

そんな体験が、豊かなこころをはぐくみ、将来、イメージ豊かな音楽演奏ができることにつながるはずです。

 

やがて、私の子育てが一段落し、

今の自宅で、教室をひらくことができました。

そのときに、今のレッスンの軸を決めました。

 

はじめてピアノに触れる小さい子の体験から、

大作曲家の名曲を弾けるようになるまで、

ひとつながりになった、

「心と身体を育てる」レッスン。

 

どんな易しい曲でも、弾くことが喜びになるレッスン、

私自身が、子どものころに受けたかったレッスンです。

 

【そして、今】

 

私の音楽体験が私をつくり、

ピアノを弾くことが、私を育ててくれています。

 

レッスンで、習う人のレベルにかかわらず

響きを聴き、音楽的な体験を重ねることで

心と身体を、育てていくことができます。

 

18歳からピアノを教え始めて35年。(2023年現在)

 

~レッスンは、音楽を通してこそできる、繊細なコミュニケーション。

その時間、生徒さんとの交流は、私にとって喜びです~

 

レッスンでお伝えしていくこと、

それが、私の使命なのだと思っています。

【講師の印象】ご紹介

●体験レッスンアンケートより

(記事準備中)