講師紹介

 

音楽があれば、人生が変わります。

 

子どもたちが、レッスンに来られる人が

音楽で、豊かさと輝きを得られることを願って。

 

音楽、ピアノの素晴らしさを伝えたい。

       

          松尾かおり

 

 

 

かおりピアノ教室では、

「響きを聴くレッスン」

を基本にしています。

 

ピアノを始めたばかりの小さい子でも、

どんなに易しい曲を弾くときも。


「奏法の基礎を大事に」、

「音色、響きを聴いて音楽的に」


そんな演奏ができることを目指して

レッスンしています。

 


そのわけは

 

長くなりますが、私の体験をお読みください。

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【本質力を身に付けたい。その一心で…】

 

大阪音楽大学短期大学部ピアノ専攻卒業。

入学当時から、近所の子どもたちにピアノを教えはじめました。

 

卒業後、自宅の教室で生徒さんにレッスンをし、

友人たちと毎年、大きなホールで、ジョイントコンサートで演奏をしていました。

 

しかし、自分で演奏のしかた(今思えば、奏法のこと)には、

納得いかず、ずっと疑問がありました。

 

子どものころから音大卒業まで受けてきたピアノのレッスンでは、

身に付けられなかった、教わらなかったことがある、と気付いていました。

 

弾くことが好きなはずなのに、弾くのがしんどい。

思い通りに弾けず身体が動かず、本番(人前で弾くこと)が恐怖。 

 

「本当の音楽って、演奏って何?」

「どうすれば、身体が思うように動き、ラクに弾けるのか?」

「美しい音、イメージを音であらわすには?」

20歳代になって、それらを、探しはじめたのです。

 

そして、学びたいことを教われるレッスンをしてくださる先生も探し始めました。

(音大では、門下生制度があって、自分の先生以外のレッスンを受ける機会がなかなかありませんでした。)

 

ただ難しい曲を、がむしゃらに練習するのではうまくいかない。

楽譜通りに音を弾く、というだけでなく、音楽を身体で感じて表現したい。

「本質力を身に付けたい」その一心でした。

 

【心と身体の使いかたを学ぶ】

 

20歳代後半。

自宅教室で生徒さんに教える以外に、社会人として楽譜関係の仕事もする忙しい毎日でした。

その頃レッスンを受けた先生から、初めて脱力の仕方などを教わり、必死で今までの弾き方を変えていきました。

 

(しかし、今思えば、それはスタート地点だったのです。)

 

その頃、

興味のある、音楽以外のことにいろいろと取り組むようになっていました。


ある出会いから、合気道の道場に通うようになったのが、「氣の研究会」(現、「心身統一合気道会」)。目的は、武道を身につけるというより、心と身体の使い方の稽古でした。


そして、シュタイナーの舞踏芸術「オイリュトミー」をしたり、

ほかにいくつかのボディーワーク。

 

ピアノの演奏は、「音楽」ですが、

身体を通して表現するので

身体全体の使い方が、重要だとわかってきました。

 


身体がかたまっていると、思い通り動かない。

ゆるんでいて、身体の軸があって、

細かい部分の使い方の意識を高めていくこと、

「身体の意識」が大事…。

 


数年後には、明らかな変化がありました。

20歳代前半まで、

人前で弾くときは緊張して手が震え、練習の成果を発揮して演奏できたためしがなかった。

緊張で身体が固まったり、指が浮くのも意識と身体の使い方と関係があるのです…、

その私が、

小さなサロンでソロ(一人で)コンサートも、することもできました。

 

さらに、子どものころから、極度の末端冷え性で、

1年の半分(10月から5月くらいの秋~冬~春)は手が冷えて、指先に全く意識が通らず、つらい思いをしていたのも、

いつのまにか、治っていました。

 

心と身体、その両方の「使い方」が大事だったのです。

 


【現在も学んでいます】

 


ピアノの練習は、本当に面白いものです。

一回弾くごとに、響きを聴きながら、一音一音の音色、音楽のニュアンスを表現する、音楽が身体を通る。


弾くにつれて自分の感覚も深まります。

だからこそ、面白い…そういう練習です。


そして私自身、真摯な気持ちで

発表会やサロンコンサートなど、本番で弾くこと。

自分も先生のレッスンを受けて、勉強を続けること。


常に、客観的に聴いてもらって、

謙虚に、自分を磨き続ける。


音大の学生でいる間なんて、長い人生の中では短い。

その間に勉強できることなんて少し、なのです。

年齢や経験を重ねながら、勉強を続けて深めていく。

そこに、「質」があらわれると思うのです。

           

身体の使いかたについては、2012年から毎月一度、

「フェルデンクライス」というボディーワークのレッスンを受けています。

(動きを改善する、気づきのワークです。)


 

【子どもたちには、初歩・ピアノの導入期から伝えたい】

 

私自身が学ぶ機会を得られなかったために、まわり道をしてしまった、

ピアノの弾きかた(=奏法)、

 

けれど、だからこそ

ピアノ教室の子どもたちには、「ピアノを習う最初から」伝えたい。

ひとつの音を弾くときから、どんな響きか聴く習慣を身に付けてほしい。

 

現在は、巷に電子音があふれています。

一方で、丁寧に奏でる音、空間に響く生の、美しい音に出会う機会は、少ないかもしれません。

 

整えた音響・よく調律された生のピアノの音は、

響きの表情が本当に豊かです。

弾きかたによって、音が変化するのがよくわかります。

 

小さなお子さんでも、レッスンでの声掛けひとつで、

音色が変わり、音楽が変わります。

 

レッスンに来られるお子さんだけでなく、保護者さんも、

「ピアノってこんなきれいな、音だったんですね」

と気づいていただけることが、よくあります。

 

「豊かな音楽の世界への案内人」でありたい。

「響きを聴くレッスン」で、一人一人の豊かな心や感覚を育てるお手伝いをしたい…

と思っています。

 


【ピアノ以外の体験】

 

私自身の体験の話に戻ります。

30歳のときに、結婚し、子どもが生まれました。ピアノの置けないマンション暮らしでした。毎日ピアノが弾けない、そういう時期でした。

二人目の子どもが生まれ、結婚後も実家で続けていた教室を閉じました。

それからは、自分の友人のお子さんにのみ、出張レッスンを続け、子育てしながら、ピアノ以外の体験もいろいろしました。

 

子どもと外に出て自然体験をしたり、わらべうたや手遊びをしたり。

仲間と自主保育をしたりしながら、シュタイナー教育的な幼児のうたあそびを模索し始めました。私の子どもにうたあそびをしてくださった先生にもいろいろ教わりました。

 

小さな子が自然に、遊びながら歌っている世界を大事にしたい。

そこから、イメージ豊かな音楽体験をできるようにしたい。

10年後。その願いから、今の「うたごよみ」が生まれました。

 

うたあそびを体験していると、暮らしの中で

子どもたちが触れる、たとえ小さな自然でも、そこに「ものがたり」が生まれます。

 

そんな体験が、豊かなこころをはぐくみ、将来、イメージ豊かな音楽演奏ができることにつながるはずです。

 

やがて、私の子どもたちが少し大きくなり、

今の自宅で、教室をひらくことができました。

 

今なら、若いころ自分ができなかったレッスンができる。

 

はじめてピアノに触れる小さい子の体験から、

大作曲家の名曲を弾けるようになるまで、

ひとつながりになった、

「心と身体を育てる」、「響きを聴くレッスン」。

 

どんな易しい曲でも、弾くことが喜びになるレッスン、

私自身が、子どものころに受けたかったレッスンです。

 

【そして、響きを聴くレッスンへ】

 

私の音楽体験が私をつくり、

ピアノを弾くことが、私を育ててくれています。

 

レッスンで、習う人のレベルにかかわらず

響きを聴き、音楽的な体験を重ねることで

心と身体を、育てていくことができます。

 

18歳からピアノを教え始めて30年。(2018年現在)

 

~レッスンは、音楽を通してこそできる、繊細なコミュニケーション。

生徒さんがどう感じ、どう理解しているか

感じ取ること、そして伝えること、

 

その時間、生徒さんとの交流は、私にとって喜びです~

 

レッスンでお伝えしていくこと、

それが、私の使命なのだと思っています。